目次
忙しい方でもサクッと理解できるように本日の大引けの情報を簡潔にまとめました。
2024年6月20日午前の東京株式市場で、日経平均株価は反落しました。午前終値は前日比246円66銭(0.64%)安の3万8324円10銭となりました。前日の欧州市場で主要株価指数の一部が下落したことで投資家心理が悪化し、日本株に売りが波及しました。
東京株式市場の状況(2024年6月20日前引け)
東京株式市場は反落し、日経平均株価は前日比246円66銭安の3万8324円10銭で午前の取引を終えました。前日の欧州市場での株価下落を受けて投資家心理が悪化し、売りが先行しました。日経平均は3万9000円近辺がレンジの上限として意識され、材料難の中で当面の上値は重いとの見方が広がり、利益確定売りが進みました。
米国市場の影響
前日は奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の祝日で米株式市場が休場でした。欧州の政治情勢や財政の先行き不透明感から前日の欧州市場ではドイツ株価指数(DAX)やフランスのCAC40が下落しました。この流れを受けて、東京市場でも値がさ株や時価総額の大きい銘柄が売られました。
東京市場の動き
投資家の関心は、金融政策の修正観測が広がる7月の日銀金融政策決定会合に向かっています。市場では「足元では上昇が一服しているが長期金利の先高観はなお強い。7月会合に向けて日本株には買いを入れづらい環境が続きそう」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジスト)との声が聞かれました。
為替市場の動向
為替市場では円相場がやや円高・ドル安に振れており、これが輸出関連株の売りを促しています。特に自動車関連株が影響を受けています。
個別銘柄の動き
個別銘柄では、認証不正問題による業績の先行き不透明感からトヨタやホンダなどの自動車関連株が売られました。三井物産や三菱商事などの商社株も下げました。一方、第一三共や塩野義などの医薬品株が上昇しました。セブン&アイ・ホールディングスやニトリHDも上昇しました。
人気のテーマ
テーマ | 説明 |
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金融政策 | 日銀やFRBの金融政策に対する関心が高まっています。 |
半導体関連 | 技術革新とデジタル化の進展に伴い、半導体需要が急増。 |
ESG投資 | 環境、社会、ガバナンスを重視した投資が増加。 |
円高ドル安 | 為替の変動が輸出関連株に与える影響が注目されています。 |
サステナビリティ | 環境に配慮した企業活動が求められ、関連銘柄が注目されています。 |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄名 | 説明 |
---|---|
ユナイテッドアローズ (7606) | 小売業界での堅調な売上成績を示し、特にオンライン販売が好調です。 |
セレス (3696) | ビットバンクの業績向上により、最終利益予想が引き上げられ注目されています。 |
ブロードバンドタワー (3776) | データセンター事業での構造改革が成功し、黒字転換を果たした企業です。 |
ACSL (6232) | 大型案件受注により成長が期待されるドローン関連企業です。 |
中部飼料 (2053) | 年初来高値を更新し、業績見通しの改善が注目されています。 |
今日の主要経済ニュース
2024年6月20日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
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消費者物価指数 (CPI) (5月) | 日本 | 23:30 | 2.5% | 2.7% | |
失業率 (5月) | オーストラリア | 01:30 | 3.7% | 3.6% | |
貿易収支 (4月) | スイス | 06:00 | CHF 2.3B | CHF 2.1B | |
景気先行指数 (5月) | 米国 | 14:00 | -0.2% | -0.1% | |
小売売上高 (5月) | 英国 | 06:00 | 0.5% | 0.6% |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 寄り付きまとめ
東京株式市場は、欧州市場での株価下落と日銀金融政策の不透明感が影響し反落しました。日経平均株価は246円安の3万8324円10銭で午前の取引を終えました。今後の市場動向には引き続き注意が必要です。