目次
忙しい方でもサクッと理解できるように8月21日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
8月21日午前の東京株式市場で、日経平均株価は反落し、午前終値は前日比257円57銭(0.68%)安の3万7805円35銭となりました。米国株式市場の下落を受け、特に半導体関連銘柄に売りが集中し、広範な銘柄で値を下げました。為替市場で円高が進行したことも、株価の下げ幅を拡大させる要因となりました。
東京株式市場の状況(2024年8月21日)
日経平均は9時半ごろに下げ幅を450円程度まで広げました。前日の米株式市場では、利益確定売りが優勢となり、主要な半導体関連銘柄が下落したことが影響し、東京市場でも同様の流れが見られました。特に東京エレクトロンやレーザーテクなど半導体関連株が大きく売られ、相場全体を押し下げました。
米国市場の影響
前日の米国市場では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が1.3%下落し、利益確定売りが広がりました。この流れを受け、東京市場でも半導体関連株に売りが集中し、日経平均の下落に寄与しました。
東京市場の動き
東京市場では、朝方の為替市場で円相場が一時1ドル=144円台に上昇したことが、自動車株など輸出関連株の売りを促しました。しかし、円相場が145円台に戻ると、株価指数先物の買い戻しもあり、日経平均の下げ幅は一時縮小しましたが、全体的には反落する展開となりました。
為替市場の動向
為替市場では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が強まり、日米金利差の縮小を背景に円相場が上昇しました。これにより、輸出関連株に対する売り圧力が強まり、相場全体の下げ幅が拡大しました。
個別銘柄の動き
- 下落銘柄: TDK、ダイキン、信越化学、ディスコ、レーザーテク
- 上昇銘柄: テルモ、セコム、ニトリHD、富士フイルム
人気のテーマ
テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
半導体 | 7 | -2.8% | 1.5% |
製造業 | 5 | 1.0% | 2.3% |
ヘルスケア | 4 | 1.8% | 1.2% |
小売 | 6 | 2.5% | 1.9% |
エネルギー | 8 | 2.0% | 1.3% |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
テルモ | 医療機器 | 3.5% |
セコム | サービス | 2.7% |
ニトリHD | 小売 | 2.4% |
富士フイルム | 化学 | 2.1% |
信越化学 | 化学 | -3.1% |
今日の主要経済ニュース
2024年8月21日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
鉱工業生産 (7月) | 日本 | 05:30 | – | – | |
消費者物価指数 (CPI) (7月) | 英国 | 06:00 | 7.9% | 7.8% | |
景気先行指数 (7月) | 米国 | 14:00 | -0.7% | -0.6% | |
小売売上高 (6月) | カナダ | 12:30 | 0.2% | 0.3% | |
貿易収支 (7月) | 日本 | 23:50 | ¥-1.27T | ¥-1.25T |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
8月21日の東京株式市場は、米国市場の下落と円高進行の影響を受け、日経平均株価が反落しました。特に半導体関連株に売りが集中し、相場全体に重荷となりましたが、為替の動きがやや落ち着いた後には、下げ幅を縮小する場面も見られました。