目次
忙しい方でもサクッと理解できるように8月28日のマーケット情報を簡潔にまとめました。
8月28日前場中ごろの東京株式市場で、日経平均株価は下げ幅を縮小しつつあります。前日比80円ほど安い3万8200円前後で推移しており、海外短期筋による株価指数先物への売りが一巡した後、一部の主力株に買いが入りました。
東京株式市場の状況(2024年8月28日)
日経平均は、朝方の売り圧力が一服した後、下げ幅をやや縮小しました。円高進行を受けた先物売りが中心となっていましたが、主力株への買い戻しが見られ、相場を支えています。ただし、東証プライム市場の値下がり銘柄数は全体の約8割を占めており、指数の動きに対して広範な銘柄で下落が続いています。
米国市場の影響
米国市場では、エヌビディアの決算発表を控え、投資家は慎重な姿勢を見せています。このため、持ち高調整の売りが広がりやすい状況です。これが日本市場にも影響を与え、日経平均の動きを抑制しています。
東京市場の動き
市場では、エヌビディアの決算発表や日銀の氷見野副総裁の発言が注目されています。投資家はこれらのイベントに対する警戒感を持っており、商いが薄い中で相場が動きやすい状態が続いています。
為替市場の動向
円相場は1ドル=144円台後半で推移しており、円高基調が日本の輸出関連株に影響を与えています。これが海外投資家による株価指数先物の売りを引き起こし、相場に影響を及ぼしています。
個別銘柄の動き
- 下落銘柄: ファナック、キヤノン、太陽誘電
- 上昇銘柄: レーザーテク、アドバンテスト、トヨタ
人気のテーマ
テーマ | 銘柄数 | 上昇率 | 下落率 |
---|---|---|---|
ハイテク関連 | 3 | +0.6% | -1.2% |
輸出関連 | 2 | +0.5% | -0.8% |
内需関連 | 4 | +0.3% | -0.5% |
医薬品 | 2 | +0.8% | 0.0% |
金融関連 | 3 | -1.0% | -1.5% |
注目の銘柄
銘柄 | 業種 | 上昇率 |
---|---|---|
レーザーテク | ハイテク | +1.5% |
アドテスト | 半導体 | +1.2% |
トヨタ | 自動車 | +1.0% |
ダイキン | 機械 | +0.8% |
キヤノン | 電気機器 | -0.7% |
今日の主要経済ニュース
以下は、2024年8月28日に発表される予定の日本および世界の経済指標をまとめました。
地域/国 | 指標名 | 内容 | 発表予定日 |
---|---|---|---|
日本 | 小売売上高 (7月) | 日本国内の小売売上高の変動が発表されます。 | 2024年8月28日 |
日本 | 建設工事受注 (7月) | 日本国内の建設工事の新規受注状況が発表されます。 | 2024年8月28日 |
アメリカ | 国内総生産 (2Q 修正版) | 米国の第2四半期のGDP成長率の修正版が発表されます。 | 2024年8月28日 |
ドイツ | 消費者物価指数 (8月) | ドイツの消費者物価指数が発表され、インフレの状況が確認されます。 | 2024年8月28日 |
フランス | 消費者信頼感指数 (8月) | フランスの消費者の信頼感に関する指数が発表されます。 | 2024年8月28日 |
ユーロ圏 | ビジネス信頼感指数 (8月) | ユーロ圏内の企業の信頼感を測る指数が発表されます。 | 2024年8月28日 |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
8月28日の東京株式市場では、円高を意識した先物売りが一服した後、日経平均は下げ幅をやや縮小しました。エヌビディアの決算発表や日銀の氷見野副総裁の発言が注目される中で、投資家は慎重な姿勢を見せています。