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忙しい方でもサクッと理解できるように12日13時の情報を簡潔にまとめました。
12日後場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は引き続き下落しています。前引け時点(前日比835円安)からさらに下げ幅を拡大し、900円ほど安い4万1300円台前半で推移しています。
東京株式市場の状況(2024年7月12日 後場寄り)
それでは今日の東京株式市場の市況を解説します。その前に、テンバガー銘柄に関する情報も知りたいと言う方は以下のLINEもご活用ください。
前日まで日経平均は連日で史上最高値を更新していましたが、急ピッチの上昇が続いていたため、半導体関連株などの利益確定目的の売りが続いています。
米国市場の影響
外国為替市場で円相場が前日夕時点に比べて円高・ドル安に振れており、輸出関連や海外事業比率の高い銘柄に重荷となっています。
市場では「3連休前の週末とあって、持ち高調整の売りも出ている。当局の為替介入の可能性などへの警戒があり、いったん買い持ち高を減らす動きが出ている」との見方があります。
東京市場の動き
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約173億円成立しました。12時45分現在の東証プライムの売買代金は概算で3兆2277億円、売買高は11億1412万株でした。
為替市場の動向
円相場が円高・ドル安に振れており、これが輸出関連や海外事業比率の高い銘柄に影響を与えています。為替の動きにより投資家心理も影響を受けています。
個別銘柄の動き
ソフトバンクグループ(SBG)が下げ幅を広げているほか、高島屋や三越伊勢丹も安い。一方、エムスリーや安川電機、オークマは上昇しています。
人気のテーマ
テーマ | 説明 |
---|---|
半導体関連株 | 急ピッチの上昇に対する利益確定売りが見られます。 |
為替動向 | 円高・ドル安が輸出関連株に影響を与えています。 |
バスケット取引 | 大口投資家による複数銘柄の売買が活発です。 |
持ち高調整 | 3連休前の週末に向けて持ち高調整の売りが出ています。 |
金融政策 | 為替介入の可能性や金融政策の動向が市場に影響を与えています。 |
注目の銘柄
銘柄 | 説明 |
---|---|
エムスリー | 医療情報の提供を行う企業で、成長が期待されています。 |
安川電機 | 産業用ロボットなどを製造する企業で、グローバルに展開しています。 |
オークマ | 工作機械の製造で知られる企業で、技術力に定評があります。 |
サイバーエージェント | インターネット広告やゲーム事業で成長している企業です。 |
メルカリ | フリマアプリの運営で注目される企業です。 |
今日の主要経済ニュース
2024年7月12日に発表される主な経済指標まとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
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消費者物価指数(CPI) (6月) | 日本 | 23:30 | 2.5% | 2.7% | |
生産者物価指数(PPI) (6月) | 米国 | 12:30 | 0.1% | 0.2% | |
雇用統計 (6月) | カナダ | 12:30 | 5.2% | 5.3% | 失業率を含む |
経常収支 (5月) | ドイツ | 06:00 | €22.5B | €23.0B | |
貿易収支 (6月) | 中国 | 02:00 | $78.76B | $80.00B |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 13時 まとめ
日経平均株価は急ピッチの上昇後、利益確定売りが続き、12日後場寄り付きではさらに下げ幅を拡大しています。為替市場の円高・ドル安も輸出関連株に影響を与えており、投資家は慎重な姿勢を見せています。今後の動向に注視が必要です。