目次
忙しい方でもサクッと理解できるように本日の寄り付きの情報を簡潔にまとめました。
2024年5月7日の日経平均株価は、前営業日比599.03円(1.57%)高の3万8835.10円で取引を終了し、3日ぶりに反発しました。米国のインフレ指標が思うように上昇しなかったことから、米国株が上昇し、それを受け東京市場も上昇しました。
東京株式市場の状況(2024年5月7日大引け)
東証プライムの市場では、値上がり銘柄数が1115に上り、値下がり銘柄数は487で、市場のセンチメントは明るいものとなりました。幅広い銘柄が買われ、市場全体の値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回りました。
米国市場の影響
4月30日の米国株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落しましたが、米雇用コスト指数が賃金インフレの高まりを示したことで、FRBの利下げが先送りされる見方が強まりました。これが、米国市場全体のセンチメントを支え、日本市場にも好影響を与えました。
東京市場の動き
日経平均は前営業日に比べて599.03円高くなり、主要銘柄に寄与度の高い東エレクやファストリ、SBGなどが市場を牽引しました。アドテストなど一部半導体関連銘柄には売りも見られましたが、全体としては押し目買いが優勢でした。
為替市場の動向
5月7日の外国為替市場では、円の対ドル相場が乱高下し、一時的に1ドル=160円台から154円台までの急激な円高が見られました。これが一部の輸出関連株にとっては買い材料となりました。
個別銘柄の動き
TDKや京セラなど一部の技術株が売り圧力を受けた一方で、レーザーテクや資生堂、JR西日本は市場のポジティブな流れに乗り、株価が上昇しました。
今日の主要経済ニュース
2024年5月7日に発表される世界の経済指標をまとめました。
時刻 | 国/地域 | 指標 | 前回 | 予想 | 備考 |
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18:00 | ユーロ圏 | 小売売上高(前年比) | -0.7% | -0.1% | |
18:00 | ユーロ圏 | 小売売上高(前月比) | -0.5% | 0.7% |
東京株式市場 寄り付きまとめ
この日の東京市場は、米国のインフレ懸念の緩和と日銀の継続的な金融緩和姿勢が市場に安心感を与え、幅広い銘柄に買いが集まりました。投資家は今後も米国の金融政策や国内外の経済指標に注意を払いつつ、市場動向を見極めることが求められました。