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忙しい方でもサクッと理解できるように9日、前引けの情報を簡潔にまとめました。
9日の東京株式市場で日経平均株価が反発し、8日に記録した取引時間中の最高値(4万1112円24銭)を上回りました。前日終値からの上げ幅は一時600円を超え、活発な取引が続いています。
東京株式市場の状況(2024年7月9日 前引け)
東京株式市場では、前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が史上最高値を更新した流れを引き継ぎ、半導体関連株を中心に買いが集まりました。東京エレクトロンやアドバンテスト、信越化学工業などが上昇し、日経平均株価は4万1400円近くまで上げました。前引けは前日比606円10銭(1.49%)高の4万1386円80銭となりました。
米国市場の影響
前日の米株式市場では、ナスダック総合株価指数が過去最高値を更新し、ハイテク株が大きく上昇しました。この影響を受け、東京市場でもハイテク株に買いが広がりました。
東京市場の動き
日本市場では、前日の米市場の好調さを受けて投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入っています。特に半導体関連株が顕著に上昇しており、東京エレクトロン、アドバンテスト、信越化学工業などが日経平均の押し上げに寄与しています。
為替市場の動向
円安の進行も日本株を支えています。円安による企業の業績改善期待が高まり、特に輸出企業や半導体関連株への買いが強まっています。
個別銘柄の動き
半導体関連株の上昇が目立ち、東京エレクトロン、アドバンテスト、信越化学工業が大幅に上昇しました。三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩チーフマーケットストラテジストは、「半導体関連株は円安の押し上げ効果で業績予想が上方修正されるとの期待が強まっている」と述べています。
人気のテーマ
テーマ | 説明 |
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半導体関連株 | 米ナスダック高の影響で買いが集まっています。 |
円安効果 | 企業の業績改善期待が高まっています。 |
ハイテク株 | 投資家心理が改善し、幅広い銘柄に買いが入っています。 |
景気敏感株 | 景気の底堅さを背景に買いが広がっています。 |
金融株 | 金利上昇を背景に堅調に推移しています。 |
注目の銘柄(中小型株)
銘柄 | 説明 |
---|---|
レーザーテック | 半導体関連の装置メーカーで成長が期待されています。 |
スノーピーク | アウトドア用品の製造・販売で注目されています。 |
エーアイ | 人工知能(AI)技術を活用した音声合成ソリューションを提供。 |
コーセー | 化粧品メーカーとして国内外で高い評価を得ています。 |
アドバンテスト | 半導体検査装置メーカーとして成長が期待されています。 |
今日の主要経済ニュース
2024年7月9日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
鉱工業生産(改定値) (5月) | 日本 | 04:30 | -1.6% | -1.4% | |
経常収支 (5月) | 日本 | 23:50 | ¥1.653T | ¥1.700T | |
生産者物価指数 (PPI) (6月) | 米国 | 12:30 | 0.1% | 0.2% | |
小売売上高 (5月) | オーストラリア | 01:30 | 0.6% | 0.7% | |
ZEW経済期待指数 (7月) | ドイツ | 09:00 | -10.7 | -9.0 | |
失業率 (6月) | カナダ | 12:30 | 5.2% | 5.3% |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場 前引けまとめ
日経平均株価は8日に続き、9日も取引時間中の最高値を更新しました。米株式市場の好調さや円安効果が日本市場を押し上げています。今後も半導体関連株やハイテク株を中心に注目が集まるでしょう。個人投資家は、米国市場の動向や円相場の変動を注視しつつ、慎重に投資判断を行う必要があります。