目次
忙しい方でもサクッと理解できるように8月5日後場寄り付きの情報を簡潔にまとめました。
東証後場寄り付き(2024年8月5日)
本日8月5日後場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前週末比2100円ほど安い3万3800円台前半で推移しています。台湾や香港などアジアの株価指数の下げが影響し、日本市場でも投資家心理が悪化しています。
また、米ナスダック100指数の先物「Eミニ・ナスダック100」の下げ幅が2.5%を超えており、特に値がさ株である東エレクなどの半導体関連株が大きく売られています。
米国市場の影響
前日の米国株式市場でハイテク株が大きく下落し、東京市場にもその影響が波及しました。米国の先物市場でもナスダック先物が大きく下落しており、これが東京市場の売り圧力をさらに強めています。
東京市場の動き
日経平均株価は朝方から下落傾向にあり、一時は下げ幅が1100円を超えました。日銀の植田和男総裁による前日の金融政策決定会合後の記者会見を受け、日銀が今後も利上げを進めるとの見方が広がり、輸出企業の業績に対する不透明感が強まりました。
為替市場の動向
為替市場では円高が進行し、1ドル=143円台となりました。この円高の進行も、輸出関連株に対する売り圧力を強める一因となっています。
個別銘柄の動き
10時現在の東証プライムの売買代金は概算で4兆321億円、売買高は20億5676万株となっています。三井住友FGや東京海上、T&Dなどの金融株が下落している一方で、ニトリHDやKDDI、トレンドなどは上昇しています。
人気のテーマ
テーマ | 企業例 |
---|---|
半導体 | 東エレク、アドテスト |
金融 | 三井住友FG、東京海上 |
不動産 | 三井不動産、住友不動産 |
電子部品 | TDK、京セラ |
輸出関連 | トヨタ、ホンダ |
注目の銘柄
銘柄 | 理由 |
---|---|
東エレク | 半導体関連株の代表 |
三井住友FG | 金融株の代表 |
TDK | 電子部品株の代表 |
トヨタ | 輸出関連株の代表 |
リクルート | 業績上方修正予想 |
今日の主要経済ニュース
2024年8月5日に発表される主な経済指標をまとめました。
経済指標 | 国 | 時間 (GMT) | 前回の値 | 予測値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
鉱工業生産 (6月) | 日本 | 23:50 | – | – | 速報値 |
住宅価格指数 (6月) | 米国 | 13:00 | – | – | |
消費者信頼感指数 (7月) | 米国 | 14:00 | 109.7 | 110.0 | |
GDP速報値 (Q2) | ユーロ圏 | 09:00 | – | – | |
小売売上高 (6月) | ドイツ | 06:00 | – | – |
以下のサイトからも、今日発表される経済市況を確認することができますよ。
東京株式市場まとめ
本日の東京株式市場は、アジア市場の下落と米ナスダック先物の大幅安が重荷となり、日経平均株価は再び大幅に下落しました。特に半導体関連株や輸出関連株に売りが集中しましたが、一部の個別銘柄には買いが入っています。今後の市場動向には引き続き注意が必要です。