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株式市場で安定した利益を得るにはタイミングを見極め、確率の高い戦略で臨むことが重要です。
特に大きなイベント前後の不安定な局面では、押し目買いが有効な手段となることが多く、今回紹介する反落銘柄は、その反落を好機を捉え、魅力的に感じた銘柄です。
確率を重視するのが株式投資の勝利へのカギ
衆院選に続き、次は米国の大統領選。こうした大イベントが株式市場にどう影響するか、気になるところですが、正直なところ大統領選の結果を正確に予測するのはむずかしいです。
そこで、選挙に株式市場が下がっているときに、反落している銘柄に注目してみると良いかもしれません。
イベントを通過すると市場の懸念が解消されるため、多くの銘柄は買い戻されやすくなります。この確率に着目し、業績に問題がなく、最近下げてしまった銘柄を優先的に投資するのが良い戦略と言えるのではないでしょうか。
注目の銘柄:日立、オリンパス、ニコン
例えば、日立製作所(6501)は、四半期ごとの増益を確保し通期予想も上方修正したものの、コンセンサス未達で売られましたが、今後の再評価が期待できます。
また、オリンパス(7733)は経営トップの不祥事で株価が急落しましたが、収益への影響は軽微と考えられ、内視鏡分野での安定した需要が見込まれます。
さらに、ニコン(7731)も業績の下方修正で売られましたが、フランスの眼鏡大手エシロールが株式を取得しており、関係強化が進む可能性があります。
押し目を狙いたい銘柄:ジンズホールディングスと寿スピリッツ
眼鏡業界で成長を続けるジンズホールディングス(3046)は、今期も新店舗の増加が見込まれています。
押し目が入るタイミングを逃さないようにしましょう。また、寿スピリッツ(2222)も地域限定菓子の販売が好調で、インバウンド需要の増加により年末にかけてさらなる上昇が期待されます。
まとめ
大きなイベントや市場の不安定な時期には、反落した銘柄を狙うことが賢明な戦略と言えるのではないでしょうか。今回はそんな視点から銘柄をピックアップしてみました。
業績に問題がなく、短期的な要因で下げてしまった銘柄は回復の可能性が高く、投資対象として魅力的に感じますよね。
日立、オリンパス、ニコンといった反落銘柄や、成長を続けるジンズホールディングス、寿スピリッツも押し目買いの好機を見逃さないようにしたいところです。
確率的に有利な状況を利用し、市場の動きに柔軟に対応することで、株式投資での勝利への道を開くことができるのだと思います。